SDGsへの挑戦

いま、全国の自治体の約3割には、本屋さんがないそうです。
そうした地域の役場で働かれている方にお話を聞くと、「屈辱的」というご意見もいただきました。

少なくとも、HONBAKO本店のある大阪堺市には、120店舗の「小さな本屋さん」が存在します。これって、すごいことですよね。

シェア型書店HONBAKOは、「本を読む人が集まる場所」です。私たちは、本を読む人(論理的・理知的で、情緒が豊か、経験豊富な大人たち)が集まって、知恵を出しあったり、力をあわせることで、小さな社会課題(たとえば、だれかの居場所をつくることや、不登校や孤独の手助けになること、地域を盛り上げることなど)に寄与できればと考え、様々な活動を行っています。

本のバトン

誰かにオススメしたい本を自宅から数冊持参し、会場にある誰かのオススメ本と同じ数だけ交換できる、HONBAKOの名物イベントです。

本をバトンすることで、本が本来の価値を取り戻す。
誰かの人生に彩りを添えた本が、次の人にバトンされ、新たな人生の彩りとなって輝きを放つ。

『本のバトン』は、思いがけない本や人、偶然の出逢いをつなげながら、読書離れ、書店の減少、資源活用、地域活性化等の社会課題を解決する糸口となると考え、HONBAKOのお店はもちろん、近隣の施設やイベントなどにも出かけていって、箱主さんといっしょに開催しています。

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※『本のバトン』は、シェア型書店HONBAKOの登録商標です。

地元地域といっしょにつくるイベント

HONBAKOの箱主さんと、地元地域が協力して、そこに暮らす人たちに楽しんでもらうイベントを企画・開催しています。小さな子どもからお年寄りまで、ハンディキャップを乗り越えて、自分たち暮らすの町をどう考えるか。身近な周りに目を向け、つながりをつくり、より良い町づくり、暮らしづくりを、みんなでいっしょに考えていく。箱主さんといっしょに、そんな活動を行っています。

小さな本屋さんがいっぱい

本離れが進み、町から本屋さんがどんどんなくなっています。
本に触れることのできる場所や機会を失うことは、情緒的・文化的な観点からも、多くのものを損なってしまう危険性があると考えています。

シェア型書店HONBAKOは、本を読む箱主さんたちが集まって、それぞれが「小さな本屋さん」をされています。多くの書物が集まる場所、本を読む人が集える場所は、地域にとってかけがえのない「資産」になり得ると考えています。

お店と箱主さん、お客さまといっしょに

HONBAKOで販売いただく本のお値段は、100円単位で箱主さんご自身に決めていただています。本が一冊売れるごとに、一律100円の販売手数料をお店がお預かりすることになっていますが、そのうち50円を、貧困撲滅や、環境保護を目的とする基金に募金させていただきます。

この仕組みにより、HONBAKOのお店と、箱主さん、本を買われたお客さまの三者で、社会に貢献できる仕組みをつくっています。